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『優しさ』は『忍耐』

「本当の優しさとは忍耐の上に立つもの...」
掲示板に誰かが書いてくれたこの言葉に、
やたら感動した私。

家の旦那の優しさはまさに忍耐の上に立っていると
私は常々思っていた。

これはちょっと変な忍耐かもしれないけど、
私が今でも忘れらない「忍耐な」出来事・・

彼の男の優しさとアメリカのジェントルマン的な
忍耐をとても感じた出来事が3年前にあった。

3年前、息子を出産をした時、私たちは
カリフォルニアに住んでいました。

無事、息子を出産した私は始めての産後検診の
為に旦那と一緒に生まれたばかりの赤ちゃんを連れて
病院に訪れた。

その病院は迷子になるくらいの大きな病院。
そこの産婦人科で検査を終えた私。

ちょうど、12時でお昼時だったので帰りに
お昼ごはんを食べて帰ろうと車に戻ろうとした、

駐車場を歩いているその時、
私のお腹が急にゴロゴロと鳴った。

「ごめん、ちょっと病院に戻るわ。
トイレに行きたくなった。」と私。

「OK,じゃあ僕は赤ちゃんと車の中で待ってるよ」

産婦人科のトイレに入った私は、突然の
腹痛に苦しんだ。

どうやら、授乳中の女性の特有の便秘の症状だった。
(すいません、食事中のかた)

そのお腹の痛さと言ったら、トイレのついてる
赤い救急のボタンをマジで押そうかと思ったくらい!!

でも、あれ押したら、ちょっと恥ずかしいな。
ちょっと誰にも見られたくないなどと、

額から汗を流しながら、苦しんでいると
時計の針はどんどんと進んでいった。

旦那の事が気にかかる。
(しかし、こんなに長くトイレにいるのに、
旦那は心配して来ないの?...)

(もしかして、怒って帰ったのか?
いいや、そんなことする人ではない...)

(出たい、でも今は出れない...クゥ~)

そんなこんなして、私がやっとトイレから出たのは
なんと2時間後!!(あっという間の2時間!)

2時間もなんて信じられないかもしれないけど、
授乳中の、"あの症状"を体験した人ならわかるよね??

おそる、おそる、車に戻った私...
何と説明しようかと迷っていた...

(まだ、車がとまっていた ホッ)

ドアを開けると旦那が、( ̄▽ ̄;)!!
「What did you do?」何してたの?

赤ちゃんがお腹をすかせて泣いていた。
それを必死であやしていた旦那...
旦那の額にも汗が光ってた。

トイレに2時間もいたなんて恥ずかしくて
言えなかった私は、

「I just... Ijust...」
と言葉につまった。

「Why don’t we go eat now」
と何も聞かないで明るく食事に誘う旦那。
女性にトイレでの出来事を話させたくないのだろう。

車での2時間はさぞ、長かっただろうに...
赤ちゃんは泣きわめくわ、お腹はすくわで...

でも、2時間も帰って来なかったら普通心配して
見に来ないかな?と思うけど、

それが、家の旦那の性格。

あの辛さは今でも忘れない、
私と旦那のあの忍耐の2時間...。

今回はちょっと的はずれな「忍耐」の話だけど、
旦那の「忍耐」関係の話は数え切れない程ある。

忍耐とおおぼけ...
ちょっと、その境目を分けるのが難しい家の
アメリカ人旦那。

でも、もし私が反対の立場ならどうするだろう?
多分30分もしたら、いらいらして
見に行くと思う。

そしてトイレに2時間もいるなんて、
クレイジーだって言うかも...
少しはつめの垢でも煎じて飲まなきゃいけないかな?

次はパンツの行方


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